人生をかえた!? 16歳の短期留学
プロフィール: ままとうゆさん、30代女性、カリフォルニア州リバーサイド市に市の交換留学生として2週間留学
留学にあと一歩踏み出せない人がいたら、すこしお付き合いください。短期間ではありましたが、とても貴重な体験をしました。試しに読んでいただけたら嬉しいです。
私がアメリカに初めて留学したのは高校1年生の時でした。入学して慣れない私に、担任の先生が市で交換留学生の募集記事を教えてくれたのです。英語が得意なことを知っていたので、少しでも目標をつけさせようと考えてくれたのだと思います。
アメリカは銃社会、当時の私がイメージする異国の姿でした。でも、英語は大好き。外国にも憧れがある。せっかくのチャンスなので応募しました。メンバーは合格した他の高校生、期間は2週間です。学校にもまだ慣れていない私が、他校の生徒とコミュニケーションが取れるのか本当に心配でした。授業でやった文法などは分かるが、実際にネイティブの人と話したことないのに大丈夫か。不安はたくさんありましたが、アメリカ留学の期待の方がはるかに勝っていたのです。
留学に向けて基本的な会話は勉強していきました。小さなポケット辞書が命綱のようでした(笑)。生活に必要な会話を日本で覚えていったはずなのに実際に使おうと思ってもなかなか使えない。結局、辞書で調べて単語を並べてなんとか伝えた状態です。
現地の学校にも行きましたが、やはり何を話しているのか全くつかめません!ディスカッションとかではなく、普通の授業です。なのに、今何を話しているのか分からないのです。
この時は本当に悔しかったし、もどかしかったのを鮮明に覚えてます。自分の実力がない、と嘆くのではなく「英語が聞き取れて話せれば、もっと楽しいのに」という思いがとても強く感じました。でもこの経験は、私にとって大きなプラスとなりました。
帰国後、英文科に進もうとすぐさま心に決めました。興味ある洋画をレンタルしたり、当時はやっていたビバリーヒルズを英語音声で観て聞き取りの練習。授業以外にもサテライト授業で文法や表現を習得。ALTをつかまえて英会話。英語漬けの3年間で英文科の大学に合格しました。
現在は子育て真っ最中で仕事はしていません。だけど私の人生において、英語は必要不可欠なものです。英語が好きだということは、世界中の人と話せるパスポートを持っているようなものです。
あの短期留学で、私は新しい自分をみつけました。あの時ためらっていたら今の自分はありません。そして留学を経験して、ものの見方がとても広がりました。
英語を上達させたい人はもちろんですが、「アメリカに興味がある」「留学ってどんなもの?」「なにか始めたいな」など、ぜひアメリカに行ってみてほしいと思います。同じ地球にある国とは思えないスケールに感動します。
アメリカ留学を考えている人へ
日本での準備はとても大切です。だけど、現地では通用しないことは多々あります。習うより慣れろ。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。失敗してもムダなものは何ひとつありません。全てが財産になると思います。
頑張ってください。心より応援しています。
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