人生の心の支えとなった、アメリカ留学での貴重な出会い
プロフィール: みかんさん、38歳女性、バーモント州ブラトルボロに高校卒業直後〜半年間の語学留学
祖母が日系二世であったことから、子供の頃からアメリカに強く興味を抱いていました。
映画やドラマを見て英語の響きに魅力を感じ、中学生になりアメリカやヨーロッパの人たちと文通をしているうちに、アメリカの大学に進学したいと真剣に思い始め、高校卒業と同時にバーモント州にある語学学校へ留学しました。
授業は少人数制で課外授業も多く、楽しみながら英語を勉強するシステムが充実していました。
しかし私は当初、南米やヨーロッパから来たクラスメイトや先生の話している英語がまったく聞き取れず、授業に付いていくどころかコミュニケーションすらまともに取れない状態で、すっかり落ち込んでいました。
その語学学校は、マーケティングや英語教師になるためのプログラムを実施している専門学校に併設されており、学校内には大勢のアメリカ人学生もいました。
田舎にある学校だったので、留学生だけでなくアメリカ人学生の多くも敷地内の学生寮に滞在していました。
私の英語力アップに何よりも効果的だったのは、そのアメリカ人学生たちとの出会いです。
落ち込んだ様子の私に声をかけてくれ、毎日のように食堂などで話しをしてくれました。
私のつたない英語も一生懸命に理解しようとしてくれ、私が間違った単語や文法を使ったときには優しく訂正して教えてくれました。
休日は街へ一緒に遊びに行ったり、お互いの部屋に泊りに行きミニパーティーをしたりと、英語がわからなくて落ち込んでいた日々が嘘のように楽しく過ごすことができました。
アメリカ人学生たちと仲良くなったことで、会話力や語彙力が自然に身に付き、学校の授業にも問題なく付いていけるようになり、3ヶ月後には日常生活に何ら不自由のないレベルにまで達することができました。
そのままアメリカの大学へ進学するつもりでいましたが、家庭の事情が変わってしまい、それ以上アメリカに滞在できなくなりました。
日本に帰国したのち地元の短大へ進学しましたが、英語の勉強は継続し、短大卒業後は貿易事務や、海外と取引のある企業で英語を使った仕事をすることができました。
現在は英語とは関係のない職業に就いていますが、留学で得た経験は様々な場面で励みになっています。
最近は英語力プラスアルファの能力がなければ就職が難しいという厳しい時代ではありますが、留学で経験することは、きっと何かしらの励みや心の支えとなって、自分自身を助けてくれるのではないでしょうか。
まずは短期でもいいので、留学という人生経験をしてみることは、決して損ではないと思います。
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