日本での就職活動
ビジネスのグローバル化が進む現在、留学経験を持つ人材はどの企業も重要視しており、就職活動では有利な状況にあります。今現在グローバルにビジネスを行っている企業だけでなく、これからグローバルなビジネス展開を考えている企業も狙い目です。海外進出を考えている企業や海外企業との取引を増やすことを検討している製造業などでは、語学の堪能な留学経験を持つ人材はぜひとも獲得したい人材となっています。
ただし、留学経験があるというだけでは簡単に就職できないのも事実です。日本の情報に疎くなり、就職活動に時間が取れないなどのハンデもあります。留学で何を学び、どのようなスキルを身に着けたのか。それをしっかりとアピールできないようでは、留学経験を就職活動に生かすことはできません。
また、留学先では学校のスケジュールが日本と異なるため、就職活動に半年程度のギャップが生まれてしまいます。その時間的なギャップをどう埋めるのかも留学生の課題です。
アメリカで留学生のためのキャリアフォーラム等に参加
アメリカでは、日本人留学生を対象にしたキャリアフォーラムが活発に開催されています。規模は大小様々ですが、日系企業のアメリカオフィスや外資系企業が直接留学生を対象に就職説明や採用活動を行う貴重な機会ですから、留学後の就職を考えるのであれば大きなチャンスです。就職活動の方法も日本とは異なりますから、しっかりと準備しておきましょう。採用側も優秀な留学生を採用するために熱を入れて参加していますから、なるべく多くのフォーラムに参加して様々な企業をチェックしておきましょう。
帰国中の就職活動
海外の大学は5-6月卒業12月の卒業などもあり日本の大学とはスケジュールが異なるため、帰国して就職活動をするとなると時間的なギャップが生まれてしまいます。卒業前から就職活動をしておく必要があるので3年次の冬休みに一時帰国をして、エントリー等就職活動を始めておきましょう。最近では留学生を対象にした採用活動を専用に用意している企業も増えています。時間の都合をつけるのが難しければ、採用スケジュール優先で企業を選択するのも一つの方法です。
留学生の就職活動を成功させるには
留学生が就職活動を成功させるためには、留学で得た経験をアピールすることが重要です。ビジネスで使える英語を身に着けた、ビジネス資格を取得した、現地でのアルバイトや実務経験がある等、日本で学んでいた人たちよりも貴重で豊かな経験があることを相手に伝えましょう。
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